手にも多汗症があるって本当なの?

「手掌多汗症」。この言葉を聞いたこと・目にしたことがあるでしょうか。「しゅしょうたかんしょう」と読むのですが、これは手のひらに異常な程の汗をかいてしまう病気なんです。約5.3%の人が、手掌多汗症だと言うデータもあるので、そう珍しいと言う症状・病気ではないと言えるかもしれません。

 

手のひらの汗?

手のひらに汗をかくって、みなさんも経験したことがあると思います。暑かったり、緊張したりすると手のひらにも汗をかきますよね。特に緊張していると、いつの間にか、手のひらが、しっとりしていたなんてことは良くあります。なので「手のひらに汗をかくなんて、普通じゃないの?」と、思われるかもしれません。
でもこの「手掌多汗症」と言うのは、日常生活に支障が出てしまうほど手のひらに汗をかいてしまうんです。手掌多汗症と言うのは、常に手のひらが汗で湿っている状態なんです。緊張していなくても、リラックスしている状態でも、汗で湿ってしまうんです。なので緊張したらなおさらです。さらに汗をかいてしまうので、手のひらに水滴が出来てしまったり、場合によっては、汗がポトンと落ちてきたり...と言う程です。汗をかくと言うよりは、汗が「出てきてしまう」と言う感覚に近いかもしれません。

 

日常生活と手のひらの汗

手掌多汗症だと、様々な問題が起きてしまいます。例えば、人と握手することに抵抗感が生まれます。握手すると思うと、ますます手のひらが濡れてしまうんです。他にも、本やノートに触ると、紙が湿って破れてしまったりなんて言うこともありますし、触ったものが汗でベタベタしてしまったり。酷いときには、手を振ったり、動かしたりした時に汗がピッ!と、飛び散ってしまったりもするんです。こうなってしまうと、日常生活を送ることが難しくなってしまいますよね。

 

手掌多汗症の原因

手掌多汗症になる原因は、ハッキリとはまだ分かっていないんだそうです。ただ、交感神経と、副交感神経で成り立つ自律神経のうち、交感神経が活発になることで起きていると、考えられています。
交感神経には、体温が上がった時に、汗を分泌させて体にこもった熱を発散させる働きと、緊張している時に手のひらや足の裏などに汗を分泌させる精神的な発汗を促す働きがあります。
つまり、交感神経が活発になると、通常の発汗と、精神的な発汗とが、常に促されている状態になり、手のひらがいつでも、湿っていることになるのです。さらに、手のひらの汗を気にすることがますます交感神経を刺激してしまい、汗の量が増えてしまうと言う悪循環に陥ってしまうのです。

 

手のひらにたくさん汗をかいちゃってどうしよう!と悩んでいる方もいるかと思います。ですが、「手掌多汗症」と言う言葉を知ったことで、悩みが病名の判明へと変わり、気持ちも多少楽になったのではないでしょうか。病気だと言うことが分かれば、病院へ行けば良いんだ!と、思えますよね。そして治療を開始すれば、問題解決はすぐ目の前です!

 

手術より簡単な手汗を止める方法