ちょっと難しい手掌多汗症の手術

手掌多汗症には、どのような治療方法があるのでしょうか。一般的には、心身療法や薬物療法、手術と方法がありますが、ここでは、手術について触れてみたいと思います。

 

以前の手掌多汗症の手術

交感神経が活発になり過ぎてしまうことが、手掌多汗症の原因です。なので以前は、その神経の働きを止める為に、胸を大きく切開し、神経を切り取ったり、焼いたりしていました。こうすれば、手掌多汗症は完治はするのですが大きな手術であるのと、傷も残るので、あまり普及しませんでした。
他にも、背中から針を刺して、交感神経に濃いアルコールを注入して、交感神経の機能を麻痺させる手術もありました。ですがこちらも難しい手術であるのにも関わらず、数か月ほどで再発してしまう可能性が高くありました。

 

最近の手掌多汗症の手術

最近注目されている手術の方法が、内視鏡による手術です。
内視鏡手術とは、皮膚に小さな穴を開け、そこから小さなカメラのついた細い管を入れて、患部を見ながら手術をする手術方法です。手掌多汗症の場合には、ワキの下の皮膚に2~4㎜程の穴を開けて行います。交感神経は背骨近くにあるので、その束を切断します。この手術だと、傷は大きくても4㎜、手術時間は10分程度で終わってしまいます。日帰りで手術が受けられますね。また傷跡は、小さいので目立たないし、手術後の痛みもありません。
加えて、手のひらの汗を殆どと言って良い程に止めることが出来て、その効果は1度の手術で一生続くと言われています。

 

費用は?

手掌多汗症を治す手術をする場合、費用はいったいどのくらい、かかるのでしょうか。
この内視鏡での手術は、8万円~9万円が平均的な相場のようです。手術を受けやすい値段と言えますね。

 

手術とリスク

手術をすることで、手のひらからの汗を止めることは出来ます。ですが、それと同時にリスクもあります。手のひらの汗を止めることで、ワキの下・頭・おでこ・首等から出る汗が減ってしまうのです。そして逆に、胸・お腹・背中・お尻・太ももと言った所からの汗が増えてしまうことがあるそうです。
他にも、辛いものを食べると、顔に汗をかくかと思います。ですが、手掌多汗症の手術をすることで、こう言った場合の発汗がおかしくなってしまい、チョコレート等の甘いものを食べても、汗が出るようになってしまうケースもみられるそうです。
このように、手掌多汗症の手術は手のひらの汗を、殆ど完全に止めることが出来る反面、リスクも伴います。

 

長年、手の汗で悩んできた方には、最近のこの手術は画期的で、受けてみたい!と思える手術ですね。ただただ飛び付いてしまう前に、しっかりと情報収集をして、医師からの説明を理解して、リスクも含めて慎重に判断することも、大切ですね。

 

手汗を止める方法